会長挨拶

第45回日本小児内分泌学会の開催に向けて

第45回 日本小児内分泌学会学術集会 会長
雨宮 伸(埼玉医科大学小児科 教授)

雨宮 伸本年の年次学術集会は埼玉県さいたま市で開催させていただきます。
3月11日の未曾有の大震災に襲われ、被災された会員の先生方には謹んでお見舞い申し上げます。また、会員すべての先生方におかれましても、被災地域への支援さらに日本全体の不安への対応につきご心労が多いことと存じ上げます。しかし、小児内分泌疾患のより良い診療を確立するためにも、年次集会では是非日頃の活発なご研究を発表いただきたくお願い申し上げます。

特にすべての会員の先生方に積極的に討論に参加していただきたく、ポスター発表の充実を図りたいと準備しております。会場では参加者全員に優秀ポスターの投票にも加わっていただく予定です。海外招聘ならびに国際交流講演の充実も企画いたしております。欧州ESPEからOlle Söder教授より内分泌攪乱物質と小児内分泌疾患、韓国KSPEからHo-Sung Kim教授よりIGFBP-3の生物学的作用、に関する講演が予定されております。イブニングシンポジウムでは国際小児思春期糖尿病学会ISPADを代表するThomas Danne教授とRagnar Hanas先生を交えて糖尿病診療の現状と将来への展望を紹介していただきます。また、最終日には小児内分泌疾患の内科への移行についてのアフタヌーンパネルを予定しております。これら関連演題についても多数の応募を期待しております。初日午前には教育セミナー、第2日・第3日のランチョンセミナーでも、多岐にわたる講演をお願いしております。

小児内分泌疾患をもつ子どもたちが将来に明るい希望が持てる、治療の発展につながる討論の場となることを期待しております。先生方の奮っての演題のご提出および当日のご参加をお待ちいたしております。

▲ページ最上段へ